2013年11月7日木曜日

卵をめぐる祖父の冒険

900daysからのレニングラードつながり。

これは長編でありながら読ませきって後味も良いというなんとも素敵な長編。もちろん近代史上最も長い封鎖戦の時の話だから当然寒さとひもじさが前編に漂っているしもちろんロシアの相応もできない寒さでこっちのひんやりとしてしまう。広大なロシアのことを考えてしまう。行ったことないから、想像だけどさ。

さいきんでは「戦争は女の顔をしていない」も読んでいて気分は第二次大戦中のロシア人だったんだけど、簡単に言うと本当に戦争良くない。っていうか絶対ダメだ。政府が以降の仕事はとにかく戦争を回避することだね、と思うくらい嫌だ。

卵をめぐる祖父の戦争、でも否応もなく封鎖線に突入して食べるものがなくなって、大変、毎日人が死んでとかあったし、ロシアの若いお嬢さんたちがいかに勇敢に戦争に戦士として突入してお気の毒な事になったのかは読んですぐにわかった。心が痛むくらいだそしてその人達は年をとってひとりでひっそりいたりするのだよねえ。よくわからないけど悲しいことだ。

卵、じゃない方の本は艦隊これくしょん絡みでtwitterで流れてきたから借りてみたんだけどまず一人でこの本に辿り着いたとは思わないなあ、チャンスを捉えて本を読むのはいいことだ。図書館様もありがとう。サービスがいいので借りやすいのだ。良い世の中だなあ。

やはり日本はいい国だなあ、と思う。ダメなところもたくさんあるけど。

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