2013年11月19日火曜日

音もなく少女は

読書メモになりつつあるけど。

これはレニングラード包囲戦つながりで教えてもらった本。まあ、ここに出てくる人はドイツから米国に渡った人の話なんだけど。

この人の描く女性たちの力強さったらないわ。素晴らしい。人生における訳の分からない家族がらみのゴタゴタなんかはわかりすぎておかしくなりそう。そしてそれぞれ出てくる女性たちの対処の方法もすごくわかるしいらいらもするし、共感もする、そして賛嘆する。勇気のある人というのは素晴らしいなあ。そして成長していく物語でもあるし鯉の描写のみずみずしさも素敵すぎる。人生のいいところを歩みだして味わうところとか、老いていくこと、いろいろなことが味わえる物語。

濃厚な美味しいクリームのケーキのようでドキドキする読書の喜びが味わえますよー。おすすめ。

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