2013年11月29日金曜日

さようなら、オレンジ

とってもいい本だった。他にも結構な本借りてたからどうしようかな、そのまま返そうかなーと思って本を開いたけどあとは物語に引っ張られて最後まで行った感じ。

何がいいって自立して行く過程、成長していく過程がいいのだ。

女はバカだ、と言われていた人。それが自分でお金を稼いで生活できるようになる。

お金を自分で稼ぐ、生活するっていうのは本当に根本的なことだけど大切なことで自分で生活できるという自信はとにかく全ての人に必要だと思う。稼げない人は結局誰かに頼まないとダメでしょ?だからさっさと嫁になって、みたいな選択肢は私にはないのだ。

仕事してお金稼ぐ、生活するは同じだから。そうでないと生活費欲しさに判断を誤る。

話は戻る。

無学な彼女が自分を表現する時がやって来る。ここが大好き。心動かさずにはいられない。親に対しての尊敬、みたいなものを見せてもらったり。

あとハリネズミ。彼女かいることで別の見方も見せてくれる。彼女は頭がいい。だけど女性だから自分の勉強を諦めて環境を変える。

女性を活用して、とか優秀な女性がいるのだからもっと社会に進出、とか言われてんのを聞いた時の「使ってやろうか感」が見え隠れする感じ。

妻にバカだからバカだから、と言い続ける夫。自分は支えてもらって当然だと思っている人たち。

こうして自分の地面を自分で広げて行くことが女性にとってはもっと難しいんだなぁ、とつくづく思う。

がんばって仕事してバリバリ稼いでいい本読もうと思う。これは、いい本。

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