台湾に遊びに行く前にいろいろと台湾の本を読んでおこうと思ってガイドブックやら雑誌なんかを読んでたんだけどいっちょもっと真っ当な本、と思って図書館で借りて来たらこれが名著で自分でも買わざるを得ないくらいの本。ノンフィクションでありそして滔々と流れる川の様な物語である。すごいなー。
日本人としては感情を揺さぶられずにはいられない。
中国共産党の事は確か毛沢東絡みの本を読んだ事があってなんて大変な国で大変な事を!狂ってる!と思いながら読んでいたんだけど日本から離れた後の台湾に着いてきちんと読んだのは初めてだった。
そうだ、日本は負けた。戦争に負けたけどその後で生活が始まり必死に生活を立て直す努力をする事ができたのだ。台湾がそんなに大変な事になっていたなんて知らなかった。そして台湾軍属に対しては年金も出ないし補償金も出ていないのかと知って愕然とした。
日本政府はでっちあげの慰安婦とかもうとっくの昔に払い終わっている戦後の補償とか謝罪を韓国にするくらいなら台湾に謝った方が良い。そして台湾を独立させたら良いと思う。韓国は補償金は民間補償の分まで払い終わっているはずなのだ。
台湾と国交がないのが残念で仕方がない。
それにしても戦争と言う異常な時代とは言え、一人ずつのたどった人生の苛烈さを考えると涙が出てくる。
戦争には日本が大きく大きく関わっているので罪悪感もある。のんびりと一生を故郷で終える事の出来なかった人たち。人にさらわれてそのまま戦争に連れて行かれた少年たち。ひどいなーひどいわ。
台湾は初めてではなくて2回目で台湾は好きだからもう少し知りたいな、と思って本を借りたらすごい事になってしまった。もっといろいろ勉強しなくては。どんな人にも歴史があって聞くべき話がある物だ。
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