2012年3月31日土曜日

河北新報のいちばん長い日

図書館でウエイティングにしてもらってて借りた本。でもこれはいい本だった。
何と言ってもあの日のあの空気をキチンと出している事。そしてふりかえりをきちんとしていること。大事な事がきちんと残されている。もちろんそれは人の目を通っているので違う違うと言う人はいるのだけれども、とにかくあれは大き過ぎて私自身もどうしても飲み込めない部分がある。おまけに沿岸部に比べれば前々被害なんてないんだけどそれでもやはりつらいものがある。そしてもっとひどい人たちがいるので何となく大変とも言いがたい。あまりにも事象がでかかったのでもう対応不能であったと言うのもある。

あのとき取材に行っていた人たちは大変だったんだろうなあ、あそこにかけない事はたくさんあったと思うし、あと多分多かれ少なかれ皆心の中に涙の固まりみたいなのがまだ残っていてそれが大きな人と小さな人とがいるんだと思う。多分みんな。で誰が大変と言うのはもちろん一言では言いがたいんだろうなと。仙台市内中心部の河北新報も大変だったんだなあ。

っていうか当たり前か。ちなみにうちの近所はなぜか翌日郵便配達が普通に着て仰天しました。新聞は翌日は来なくて「仕方ないよねー。」と言っていたらその次の日は来た。翌日の新聞はもしかしたら河北新報を買って来たかもしれない。うちの近所の販売店震災翌日の事は覚えてないけどその次の日のは買って来たと思う。無人で売っていてちゃんとお金入れて買って来て絶句した覚えがある。

新聞社て言うのは素晴らしいなあ。河北新報も時々読もうと思った。これは記録として素晴らしいと思う。でもつらかっただろうなあいろいろ。

いい本なので読んでください。

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