彩瀬まる、と言う方の書かれた本。震災当日にたまたま仙台から常磐線に乗っていて、新地駅からどうにか難を逃れた、と言う話。
読んだ。読みました。でもやはりすっきりしないのはこの人が所詮この辺に住んでない人だから何だと思う。当事者と言えばこの上なくその場にいた人なんだけどなんか違うんだよなー、それだと、YOMYOMに載ってた仙台にたまたまいて気合いで脱出した話(タクシーとか、いろいろ)の方がすっきりする。このかたの話ってどうしてもまだ人ごとっぽい。もちろん出てくる人たちはこの上なくいい人だ。もちろん津波に会って大変だった。そこは私は津波自体は全く見ていないので津波の人たちとは分かり合えないだろうと思っている。だって、あの絶対的な物を見てしまったら分かるなんてとても言えない。
そして放射能の事もすっきりしないし。何だか読んでて後味が悪かった。ボランティアには行く、でももらった物は食べたくない。なんか、イライラした。この人の訳の分からない不安がイライラするのだ。ボランティアで来るくらいだから善意はあるのだ。とにかく、いらいらした。
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