庭に親が鳥のえさをまいている。
小鳥団が冬になるとことさら熱心に食べにくるのでことさら雪が降った日の朝は入念だ。だいたい雀がお客様だ。すずめの方達も普通の晴れた朝は大丈夫と見えて結構のんびりしてるんだけど雪の日は熱心にやってくるので気合いが入ってしまうみたいだ。車の上から雪、塀の上から雪に埋もれたり転がるようにえさをめがけて降りて来るのでたまらないらしい。多いときには30羽ほどやって来てる。
早朝から待っていて、\カーテンが奥野孝臣を今か今かと待ち構えているのだ。相手が動物でも待たれているのはうれしいらしくいそいそとダイエーで鳥のえさなど買って来てるのだ。
もちろん他のお客様もやってくる。
猫様だ。
ある時、鳥がすごい勢いで飛び立っていて上の方で細くなっていてなかなか降りてこない事などあった。おかしいおかしいと思っていたら車の下に近所をのし歩いている猫様が。ひっそりと座っているではないですか。やつはそこで狩りの気分を味わっていたのだ。実際に猫が雀を捕まえた事はなかったけれども。
後はヒヨドリとか。おしゃべりのヒヨドリ夫婦は必ず片方がくる問いひどいなくなってもう片方もつれて来るのだった。でも少しえさが小さいみたいだ。あまり来ない
一番面白いのが、鳩。
鳩はウンコがでかいので来られるとちょっと迷惑。おまけに鳩の口にはちょいとえさが小さすぎるので鳩の方だって困っていると思うのだ。食べにくくて。で、これが何回かはとだけ追い立てたりしているので招かれてはいないと言う事を重々承知している。なので出来るだけさりげない振りをしてやって来る様が面白いのだ。雀のように上から舞い降りて来るような事をしない。たいがい車の陰や庭野木の奥にひっそりと降りてひょこひょこ歩いて来るのだ。見てないですねー、見てないですねー。私は奥の方をひっそり歩いているだけですよー。とでも頭がひょこひょこ上下しているのでそれが見えたり、しているのがまたご愛嬌だったりするし、さりげない感じを装っているのが見え見え。
で追い立てられたりするんだけど。そのときも飛び立ったりしない。
見えないところに行きますよー。みたいにひょこひょこ歩いていくのだ。
さりげない風を装うのだ。ふふふ、おもしろいなー。
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