2011年12月13日火曜日

グロテスク読んだーーー

図書館で借りたグロテスクをすごく集中して読んだ。

東電OL殺人事件。この事件が人々の想像力をなぜかかき立てて止まないようでそれは私も一緒なんだけど。この桐野夏生と言う方は女性のドロドロして部分とか業みたいなのを書かせたら天下一品で、でも下世話ではなくてもっと神性があると言う香緒子かに輝かしいものがあるのだ。野生の生き物みたいな輝きが。でもsドロドロがすご過ぎてまい改組の泥を飲み込んだ後にそのカタルシスみたいなのが来て私は病み付きだよ。長くて力のある物語でそして希望が会ってもなくても物語だけがそこにどかんとあるのだ。まな板の上に臓物のせて今から料理する前、みたいな生々しさがあるのだ。

女神記も読んで恐れ入ったけど集中の度合いはグロテスクの方が上。

美しい人とそれを仰ぎ見るしかない普通の人でそして壊れて行く過程が素晴らしいんだよねーー。ちょっとスティーヴンキングのシャイニングに似てるかも。人が壊れていく過程と言う意味では。キングにもぜひ読んでもらいたいですね。このドロドロ感。でもこの学校の閉塞感と言うのはどうなんだろうなあ、アメリカでも多分大丈夫だしお金持ちの学校なんて大体似た様なもんだろうから紆余んでわかると思うんだけどな

あああ、それにしても和恵怖かった。

読んでない方はぜひ。

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